韓国・釜山大 チョ国元法相の娘の入学取り消しを決定
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2022.04.05 19:17
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山大は5日、同大医学専門大学院への不正入学が疑われていたチョ国(チョ・グク)元法務部長官の娘の入学取り消しが確定したと発表した。チョ氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の側近で、文政権で青瓦台(大統領府)の民情首席秘書官、法務部長官に起用された。
チョ氏の娘の不正入学を巡っては、入試の際に偽造された文書が提出された疑いが持たれ、教育部が釜山大に調査を要請。調査開始から約1年で最終的な結論が出た。釜山大は昨年8月、チョ氏の娘の入学取り消す「予定処分」を行っていた。
ただ、チョ氏の娘の医師免許については、取り消しの権限が保健福祉部にあるため、取り消し決定までには時間がかかる見通しだ。
チョ氏の娘は昨年1月に医師国家試験に合格したが、大学入学の取り消しに伴い、卒業や学位が取り消されれば、医師国家試験の受験資格を満たさなくなるため、医師免許も取り消される可能性がある。
チョ氏の娘が入学などの取り消し処分の執行停止を求める申し立てをすれば、裁判になる可能性もある。
この日釜山大前ではチョ氏の娘の入学取り消しを巡り、賛成派と反対派それぞれによる集会が開かれた。
yugiri@yna.co.kr
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