21年の国内自動車販売台数が9%減 金額は増加=韓国
記事一覧
2022.04.06 11:30
【ソウル聯合ニュース】韓国自動車産業協会が6日公表した報告書によると、2021年に韓国の自動車新規登録(販売)台数は173万4581台で前年比9.0%減少した。ここ5年間で最も少なく、同期間の平均の9割程度にとどまった。一方、新車を中心に、販売額は増加した。
前年は自動車関連税の減免や新型コロナウイルス下での購入意欲上昇などを追い風に販売台数が過去最多の190万台超を記録したが、21年はその反動に加え、世界的な供給網の混乱による自動車の納期遅れが響き、販売台数が減少したとみられる。
韓国車の販売台数が前年比11.0%減の142万4990台、輸入車が2.3%増の30万9591台だった。輸入車は2年連続で30万台を上回った。
国内の自動車販売額は76兆5990億ウォン(約7兆7840億円)で前年比1.8%増加した。中でも新車の販売価格は平均4420万ウォンと、初めて4000万ウォンを上回った。
輸入車や大型スポーツタイプ多目的車(SUV)、電動車など高額な自動車の販売が引き続き好調なため。販売額全体のうち輸入車の割合は32.0%と、初めて3割を超えた。
新車の販売台数をみると、大型SUVの台数が前年比5.4%増加し、新車全体に占める割合は19.6%と過去最高を記録した。新モデルの登場と国内旅行の活性化が背景にある。
電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの電動車は車種・モデルが多様化し、販売台数が前年比から43.1%伸びた。これは自動車販売全体の16.9%で、前年より6ポイント高い。エコカー全体の販売台数も自動車全体の20.1%に拡大した。
mgk1202@yna.co.kr