韓国次期大統領側　米国と早期の首脳会談開催を希望

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）次期大統領の報道官を務める裵賢鎮（ペ・ヒョンジン）氏は６日、政権移行を準備する政権引き継ぎ委員会の記者会見で、同委員会と尹氏は同氏就任後にバイデン米大統領との早期の首脳会談開催を望んでいると述べた。

　尹氏が米ワシントンに派遣した「政策協議代表団」は５日（米東部時間）にホワイトハウスでサリバン米大統領補佐官（国家安全保障担当）と面会し、韓米首脳会談の早期開催の必要性を話し合ったとされる。これに関し質問された裵氏は「代表団は、緊密な韓米連携に対する尹氏の意向を伝達している」としながら、早期の首脳会談を望む姿勢を示した。ただ、尹氏の訪米の可能性に対しては、現時点で計画はないと答えた。

　尹氏とバイデン氏の初の首脳会談を巡っては、米日豪印４カ国の枠組み「Ｑｕａｄ（クアッド）」首脳会談が日本で開催されるのに合わせ、バイデン氏が来韓するとの見方が強かった。だが、５月後半にも開催予定とみられていたＱｕａｄ首脳会談の日程はまだ定まっていない。訪米中の政策協議代表団によると、サリバン氏の面会でも、韓米首脳会談の具体的な時期や場所への言及はなかった。

　一方、尹氏は堅固な韓米連合防衛体制を強調する意味合いを込め、ソウル近郊にある在韓米軍平沢基地の訪問を検討している。裵氏は確定していないとしながらも、訪問する方向で調整中と述べた。　

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