韓国政府 石油備蓄723万バレルを追加放出へ
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2022.04.08 08:40
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は8日、国際エネルギー機関(IEA)の加盟国と協調し、石油備蓄723万バレルを追加放出すると発表した。主要国で足並みをそろえ、原油高に対応するもの。韓国は3月初めにも国際協調として442万バレルの放出を決めている。
先の6000万バレルの協調放出合意にも原油の高値が続いていることから、IEAは1日に開いた閣僚会合で石油備蓄の追加放出に合意した。韓国の文勝ウク(ムン・スンウク)産業通商資源部長官も追加放出に賛同すると表明した。
加盟国は調整の末、合計1億2000万バレルを向こう半年にわたり放出することにした。このうち約半分の6056万バレルを米国が放出し、日本は1500万バレル、韓国は3番目に多い723万バレルを担う。
韓国政府は「過去最大規模となる今回の放出を通じ、ロシアのウクライナ侵攻の長期化に伴う原油高に総力を挙げて対応することで、国民の経済的な負担を最小限に抑えたい」と説明した。追加放出してもIEAが備蓄基準とする90日分以上の備蓄は維持できるという。
mgk1202@yna.co.kr