文大統領 任期満了まで1カ月=「歴史は結局進歩する」
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2022.04.11 16:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期を1カ月残した11日、首席秘書官・補佐官会議を開き、「歴史は結局発展し、進歩するということを信じている」として、「今後の歴史も引き続き発展し、進歩することを確信している」と述べた。
また、「(韓国は)激動の近現代史を乗り越え、ときには苦痛を経験したが、それを新しい発展の動力とし、結局は正しい方向へ前進してきた」と述べた。3月の大統領選で敗北し政権が交代するが、文政権であった成果は社会の発展に貢献したことを強調する発言とみられる。
文大統領は「特に政治の役割が大きい」として、「嫌悪と差別は排撃しなければならない」とも言及。「嫌悪と差別ではなく配慮し包容する社会、多様性を認める社会、それが真の統合に向かう道であり、品格のある韓国になる道」と強調した。選挙戦で革新と保守陣営の対立などにより、社会で嫌悪と差別が広がったことを指摘する発言とみられる。
文大統領「韓国はすでに先進国であり、多方面で世界10位以内に入る先導国家」として、「高まった国力と国家的な地位に合わせ、政治意識も高まることを期待する」と述べた。
国民に対しては感謝の意を表し、「安全保障と国政に空白が生じないよう最後まで最善を尽くすことで恩返ししたい」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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