韓国国防相ら NATO軍事委員長と相次ぎ会談=ウクライナ情勢議論
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2022.04.11 17:05
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の幹部が11日、来韓中の北大西洋条約機構(NATO)のバウアー軍事委員長と相次いで会談し、ウクライナ情勢などを議論した。
国防部によると、同部の徐旭(ソ・ウク)長官はこの日午後、ソウルの国防部庁舎でバウアー氏と会談し、韓国とNATOの安全保障協力の強化策と朝鮮半島を含む地域の安保情勢について意見交換した。
バウアー氏はウクライナ問題など欧州の安保情勢について説明し、韓国がウクライナ問題への対応に国際社会の責任ある一員として寄与していることに謝意を表した。
また、NATOと韓国が平和、民主主義、人権などの普遍的価値を共有しているとして、韓国との国防分野での実質的協力を非常に重視していると強調した。
徐氏はバウアー氏の要請を受け、朝鮮半島情勢に関して説明した。
バウアー氏はこれに先立ち、韓国軍制服組トップの元仁哲(ウォン・インチョル)合同参謀本部議長と会談し、「韓国はNATOの重要なグローバルパートナーだ。これからも持続的な軍事交流を通じて協力をさらに強化していこう」と述べた。
元氏は「わが国も国際社会の責任ある一員としてウクライナ問題の早期解決と国際平和維持に向けた国際社会の努力に協力している」と強調した。
両氏は北朝鮮の核・ミサイル開発が朝鮮半島はもちろん、域内の安全保障や世界平和に対し大きな脅威になっているとの認識を共有した。
バウアー氏は今回、昨年11月に元氏がベルギー・ブリュッセルのNATO軍事委員会を訪問した返礼と、韓国・NATOの軍事交流強化を目的に来韓した。
NATO軍事委員長の来韓は2016年5月以来、6年ぶり2回目となる。
ynhrm@yna.co.kr