韓国のリゾート運営会社 北朝鮮・金剛山事業撤退へ
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2022.04.12 11:16
【ソウル聯合ニュース】ゴルフ場やリゾートホテル運営などを手掛ける韓国企業のアナンティが12日、北朝鮮南東部の景勝地、金剛山での事業から撤退する方針を明らかにした。同社は金剛山観光特区にゴルフ場とリゾートを所有するが、開業を控えていた2008年に韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺される事件が起き、南北協力事業の金剛山観光は中断された。
運営できないままのゴルフ場とリゾートの資産価値は昨年末時点で507億ウォン(約51億4000万円)。アナンティはこれを損失として計上する計画だ。
同社関係者は「現在の(会社の)保有資産は1兆3000億ウォンを超えており、運営中または新たに推進する事業が七つある。500億ウォン程度の資産のためにブランド価値と信頼度を損ない続けるよりは、きれいに整理して将来に集中するほうが望ましいと判断した」と説明した。
mgk1202@yna.co.kr