韓国 きょうのニュース(4月13日)
◇次期大統領が8人の閣僚候補発表 外相に「米国通」朴振氏
尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は13日に記者会見を開き、外交部や法務部など8官庁の長官(閣僚)候補を発表した。外交部長官候補には次期与党「国民の力」の朴振(パク・ジン)国会議員(65)を指名した。朴氏は外務部(現外交部)出身で、2001年に政界入りし国会議員4期目。党内きっての「米国通」とされる。尹氏の当選後、韓米政策協議代表団の団長を務め、今月初旬に訪米した。東京への留学経験があり日本にも詳しい。尹氏は社会副首相兼教育部長官には金仁喆(キム・インチョル)前韓国外国語大総長(64)、法務部長官には尹氏側近の韓東勲(ハン・ドンフン)司法研修院副院長(49)を指名した。
◇3月の失業率3.0%に改善 就業者数は増加幅縮小
統計庁が発表した雇用動向によると、3月の失業率は3.0%で、前年同月に比べ1.3ポイント改善した。失業者数も87万3000人と34万2000人減った。就業者数は2775万4000人で、前年同月比83万1000人増えた。13カ月連続のプラス。だが、増加幅は100万人を超えた1月(113万5000人)と2月(103万7000人)に比べると20万人以上少ない。
◇「集団免疫でコロナ終息」は困難 今後も小規模な流行
政府は、集団免疫の獲得による新型コロナウイルスの終息は難しく、今後も小規模流行が繰り返されるとの見方を示した。中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は記者会見で、「集団免疫が新型コロナ終息となる全国的な集団免疫の状態を意味するということなら、そうした状態に至るのは難しい」との認識を示しながら、「この先、新型コロナは終息するというより、小規模な流行を繰り返しながら維持される可能性のほうが高いと見ている」と述べた。
◇デジタル転換進む 50・60代のネットバンキング・通販利用増
新型コロナ流行の長期化により非対面サービスが活性化するなどデジタル転換が進み、50代と60代のインターネットバンキング、ネット通販の利用率が上昇したことが明らかになった。科学技術情報通信部が発表した2021年インターネット利用実態調査の結果によると、昨年の全年齢層でのネット通販利用率は73.7%で前年比3.8ポイント、ネットバンキング利用率は77.9%で1.4ポイント、それぞれ小幅に上昇した。年齢層別では、60代のネット通販利用率(前年比9.8ポイント上昇の41.2%)と50代のネットバンキング利用率(5.8ポイント上昇の84.9%)の伸びが目立った。