学校活動も約2年ぶり正常化へ 5月から全面登校=韓国
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2022.04.20 12:35
【ソウル聯合ニュース】韓国で飲食店の営業時間や集まりの人数の制限など新型コロナウイルス対策の規制が解除されたことを受け、コロナ禍で2年余りにわたり制限を受けていた学校教育活動も正常化へと動き出す。
教育部が20日に発表した学校の日常回復に向けた推進計画によると、5月1日からは全国全ての幼稚園と小中高校で全面登校を実施し、教科・教科外活動を平常通りに行えるようになる。
学習用具や特別室の共同での使用、グループ活動、クラス・学年単位での体験活動などが可能になり、修学旅行も学校が決定し、実施できる。感染対策としての遠隔授業は終了する。
また、学校側が生徒に抗原検査キットを配布して行っていた定期的な新型コロナ検査は事実上、中止となる見通しだ。学校が実施していた感染者の接触者の調査はやめる。
現在、学校では一定以上の国内規格を満たす保健用マスクの着用を勧告しているが、5月からは飛沫(ひまつ)防止用マスクなど当局が認めたマスクも着用可能になる。
国内で新型コロナの変異株「オミクロン株」の流行が落ち着きを見せる中、幼稚園児と小中高校生の新規感染者数も3月第3週に1日平均6万2284人でピークに達し、4月第2週は1万4984人と顕著に減少した。
これに伴い、幼稚園児と小中高校生の登校率も上がっている。3月7日には82.1%だったが、今月11日は93.4%となった。
大学も対面授業の割合が今年1学期に59.5%を記録し、昨年2学期の32.6%から上昇した。教育当局は、大学でもオンラインの非対面授業を対面授業に切り替えるよう勧告する。
tnak51@yna.co.kr
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