文大統領が韓国中銀新総裁に任命状 物価安定求める
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2022.04.21 16:09
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が21日、青瓦台(大統領府)で李昌ヨン(イ・チャンヨン)韓国銀行(中央銀行)新総裁に任命状を授与した。
その後の歓談の場で、文大統領は「現時点で最も重要な問題は物価の安定だ」と語り、物価安定に焦点を当てながら成長も成し遂げるというのは難しい課題だが、しっかり取り組んでほしいと求めた。また、「潜在的な脅威の要因である家計負債をきちんと管理し、不動産市場も安定させて調和を図ってほしい」とも促した。
李氏は「重要な時期に任命され、(責任感で)肩が重いが、期待に応えられるよう最善を尽くす。物価と成長の調和、家計負債と不動産問題の解決を最優先に努力したい」と応じた。
韓銀総裁は前任の李柱烈(イ・ジュヨル)氏が3月末に8年間の任期を終えて退任し、4月1日から不在の状態だった。国内では急激な物価上昇が続いており、 韓銀は14日、これを抑えるため総裁不在の中で政策金利を引き上げていた。
李昌ヨン氏はアジア開発銀行(ADB)の首席エコノミスト、国際通貨基金(IMF)のアジア太平洋担当局長などを務めた経歴を持つ。総裁の任期は4年で再任可能だ。
tnak51@yna.co.kr
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