映画館での飲食可能に 感染者の隔離免除は5月下旬以降=韓国
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2022.04.25 09:11
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は25日から、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために禁止していた映画館やスーパーなど不特定多数が利用する施設での飲食を再び認める。
バス・地下鉄・タクシーなど公共交通機関での飲食禁止も同時に解除される。
大型スーパー、百貨店など流通施設での試食・試飲は指定された区域でのみ可能で、各区域は3メートル以上、飲食中は1メートル以上間隔を空けなければならない。
政府はこの日から、感染症としての新型コロナの扱いを最も強力な隔離義務がある第1級感染症から第2級感染症に引き下げる。ただ、4週間は移行期とし、感染者の7日間の隔離義務などは維持する。
移行期は早ければ来月23日に終了するが、政府は新型コロナの流行状況や変異株の発生有無などを見極めた上で時期を決定する方針だ。
また、政府は今週から屋外でのマスク着用義務の解除についても議論を始める。
現在は▼屋内全体▼屋外で他の人と2メートルの距離を維持できない場合▼集会・公演・行事など不特定多数が集まる場合――にマスクを着用しなければならない。
一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期政権への移行を準備する政権引き継ぎ委員会が性急な解除に懸念を示すなど、慎重な決定を求める声が上がっている。
政府は、屋外よりも感染リスクの高い屋内では当分の間マスクの着用義務を維持する方針だ。
このほか、25日からは60歳以上で3回目の接種から4カ月(120日)が経過した人を対象とする新型コロナワクチンの4回目接種も開始される。
ynhrm@yna.co.kr
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