北朝鮮軍事パレードの報道なし 韓国政府「動向を注視」
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2022.04.25 12:14
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は25日、北朝鮮の朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)創建90年の記念日にあたる同日未明の開催が予想されていた閲兵式(軍事パレード)が行われていないことについて、動向を注視しているとの立場を示した。
同部のチャ・ドクチョル副報道官はこの日の定例会見で「関連機関と緊密に意思疎通を行い、動向を見守っている」としながら「過去の事例をみると、北は特定の時間に一律に閲兵式を行うというよりは、さまざまな時刻に閲兵式を行って(メディアが)これを事後に報じてきた」と述べた。
閲兵式が開催されていない理由について、統一部は機密事項に当たる部分があるため具体的な説明は控えるとしている。
同部によると、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の最高指導者就任以降、午前0時に閲兵式が開催されたのは2020年10月10日の朝鮮労働党創建75年、21年9月9日の建国73年の2回で、当日午前にメディアが報じ、午後には録画中継が行われた。
時間帯を夜間にも広げると、21年1月14日の朝鮮労働党第8回党大会記念の閲兵式を含め3回となる。北朝鮮メディアは翌日の1月15日午前に閲兵式の開催を報じた。
ynhrm@yna.co.kr