韓米首脳会談へ万全の準備 米と緊密協議=韓国次期政権側
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が今月上旬に米国に派遣した「政策協議代表団」は25日、訪米結果を発表するとともに、「新政権発足後の初の韓米首脳会談を成功させるため、米国側と緊密に協議するなど万全の準備を進めている」と説明した。尹氏の大統領就任後、バイデン米大統領が来韓して5月21日ごろに会談する見通しだ。現在、米政府の関係者が首脳会談の日程や議題などを調整するため韓国を訪れている。
次期与党「国民の力」の朴振(パク・ジン)議員を団長とする政策協議代表団は今月3日から11日まで訪米し、米政府と議会の要人、専門家などと韓米同盟発展の方向性を話し合った。
これに関し代表団は「新政権の1日目から韓米同盟の強化に向け全方位で努力を倍加する」と述べた後、韓米首脳会談の調整状況についても説明した。代表団の訪米は首脳会談を前に政策協調の土台を築くという目的もあった。米国側はバイデン氏の訪韓が韓米同盟を最上の同盟に発展させる上で重要な契機になると期待を示したという。
代表団によると、米国は韓国を名実ともに「核心となる同盟」と評価し、韓国新政権との協調と国際社会での韓国の役割拡大に強く期待した。双方はこれまでの軍事・安全保障の同盟を、経済安保と技術の同盟、地域と国際協力を主導する包括的な戦略同盟へ発展させる必要性を認識。中でも経済安保分野の協力を同盟の主軸に据えることで一致した。
韓米は人工知能(AI)や次世代通信、原子力、宇宙などの分野と、半導体やバッテリー、主要鉱物、医薬品などの供給網(サプライチェーン)での協力を念頭に置いている。
代表団は「韓米同盟の強化による堅固な安保提供はもちろんのこと、韓国国民の生命や健康など日常に直接恩恵をもたらす方策も模索していく」と述べた。
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