起亜 売上高・営業益ともに過去最高=1~3月期
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車の子会社・起亜が25日に発表した2022年1~3月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆6065億ウォン(約1645億円)で、前年同期比49.2%増加した。売上高は同10.7%増の18兆3572億ウォンだった。半導体や部品の不足、原材料の高騰などマイナス要因が重なるなか、 営業利益と売上高ともに四半期として過去最高を記録した。
今期の営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(1兆2718億ウォン)を26.3%上回った。
四半期の営業利益はこれまでは21年4~6月期に記録した1兆4872億ウォンが最高だったが、これを更新した。
1~3月期の販売台数(出荷台数ベース)は国内が前年同期比6.5%減の12万1664台、海外が同0.7%増の56万4075台で、全体では同0.6%減の68万5739台を記録した。
1~3月期の売上高は前年同期比10.7%増の18兆3572億ウォンだった。
四半期の売上高は21年4~6月期に記録した18兆3395億ウォンが最高だったがこれを更新した。
経常利益は前年同期比15.1%増の1兆5180億ウォン、当期純利益は同0.2%減の1兆326億ウォンだった。
起亜は4~6月期について、中国・上海の都市封鎖(ロックダウン)や原材料の高騰、インフレーションによる購買力低下など不確実性に注視する必要があるものの、実績はさらに改善すると見通した。
起亜は4~6月期以降は新型コロナウイルスによる影響からかなり脱却し、半導体不足も一部改善し、世界の自動車需要も多少回復するとみられるとし、「半導体などの部品需給状況改善と連係し、工場稼動率を最大化し、納車遅れを早期に改善することで販売拡大を推進する計画」と説明した。
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