北朝鮮の核先制使用示唆に「より強力な抑止力必要」=韓国外相候補
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2022.04.27 11:17
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期政権の外交部長官候補、朴振(パク・ジン)氏は27日、北朝鮮が国の根本利益が侵奪される場合には核兵器を使用する意思を示したことについて、「新政権がより強力な抑止力を維持することが必要だ」と記者団に述べた。
「強力な抑止力」に関しては、「まずわれわれの国防力を維持しなければならない」とし、「また、韓米連携を通じて連合防衛力を維持する必要がある」と説明した。
また、「韓国が置かれている安全保障状況が非常に厳しい」として、「韓米の連携下で非核化が実現するよう努力することが最も重要だ」と強調した。
尹氏が大統領選で北朝鮮への「先制攻撃」に言及したことについては、「新政権が追求する安全保障政策は(新政権が)発足すれば国民に明らかにすることができる」と詳しい言及を避けた。
一方、尹氏が日本に派遣した「政策協議代表団」が26日、岸田文雄首相と面会したことに関しては、「良い雰囲気で虚心坦懐(たんかい)に話を交わしたと聞いている」と述べた。そのうえで、「韓日の膠着(こうちゃく)状態がこのまま続いてはならないとの点で一致したとみられる」とし、「今後、さまざまな懸案を解決できる案が出ることを期待する」と述べた。
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