バイデン氏の訪韓 より強い安保を約束へ=ホワイトハウス
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2022.05.06 09:52
【ワシントン聯合ニュース】米ホワイトハウスのサキ報道官は5日(現地時間)の会見で、バイデン大統領が今月下旬の韓国と日本訪問の際、同盟の安全保障に関し、より強い約束をすることになると述べた。北朝鮮問題も間違いなく議題になるとした。
バイデン氏は韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)新大統領、日本の岸田文雄首相とそれぞれ首脳会談を行う。サキ氏は「安保同盟の深化をはじめ、経済関係の強化、新型コロナウイルス感染症への対応といった共同の課題について議論する」と説明した。
また、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなど地域を不安定にする行為を続けていると指摘した。サキ氏は「バイデン大統領は韓国と日本の安保に対しわれわれのコミットメントを明確にする」とし、「拡大抑止の約束が鋼鉄のように揺るぎないということを含め、より大きな約束をする」と強調。北朝鮮問題は間違いなく議論の一部になるとした。
バイデン氏が訪日して米日豪印の枠組み「クアッド」首脳と会議する際も、地域での韓国と日本の重要性を踏まえ北朝鮮問題を取り上げるとの見通しを示した。
韓国、日本との首脳会談ではこのほか、ロシアから軍事侵攻を受けるウクライナを支援するための共同の取り組みについても話し合うと説明した。
一方、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官と米国のオースティン国防長官は同日に電話会談を行い、北朝鮮のミサイル発射をはじめとする懸案を話し合った。米国防総省によると、オースティン氏は拡大抑止として、米国が軍事力を総動員して韓国を守るという米国の揺るぎない約束を改めて示した。拡大抑止は、米国の同盟国が核攻撃の脅威にさらされた場合に米国が抑止力をこれら同盟国に提供することを指す。
mgk1202@yna.co.kr