21年の薬物押収量が過去最多 外国人・青少年の摘発増加=韓国
記事一覧
2022.05.06 12:17
【ソウル聯合ニュース】韓国大検察庁(最高検)が6日発表した報告書によると、2021年の薬物の押収量は前年(320.9キロ)比4倍の1295.7キロで、過去最多となった。覚せい剤のメタンフェタミン、コカイン、大麻など主な薬物が1179キロで、前年(190キロ)の6.2倍に急増した。
薬物事犯の摘発数は1万6153人で前年(1万8050人)に比べ小幅に減少した。大検察庁は、検察と警察間の捜査権移管により検察の薬物犯罪の直接捜査範囲が500万ウォン(約50万円)以上の密輸などに縮小されたことが主因だと説明している。
外国人や青少年の薬物事犯が目立って増えた。
外国人の薬物事犯は前年比19.5%増の2339人で、過去最多を記録した。在留外国人の増加に伴い、不法滞在する外国人が本国から薬物を密輸し、販売・使用するケースが増えているとみられる。
19歳以下の薬物事犯も450人と、前年(313人)に比べ大幅に増えた。17年(119人)から増加が続いている。スマートフォン(スマホ)の普及で青少年がSNS(交流サイト)や検索などで薬物関連の広告を目にするようになり、好奇心から購入するケースが増えているという。
tnak51@yna.co.kr
キーワード