Go to Contents Go to Navigation

現代自GのEV専用3車種 国内販売5万台・輸出10万台突破

記事一覧 2022.05.09 11:20

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループが昨年順次発売した電気自動車(EV)専用モデル「アイオニック5」「EV6」「GV60」の国内販売台数が累計5万台、輸出台数が累計10万台を突破したことが9日、分かった。現代自グループのEVの軸足が専用モデルに移り始めている。

起亜の「EV6」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

起亜の「EV6」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 現代自動車のアイオニック5は韓国で昨年4月、起亜のEV6は8月、現代の高級車ブランド、ジェネシスのGV60は10月にそれぞれ発売された。現代自グループによると、今年4月末時点でアイオニック5の累計販売台数が3万3213台、EV6が1万8509台、GV60が3197台と、計5万4919台を記録した。

 また、先月末までの累計輸出台数はアイオニック5が約6万2000台、EV6が約3万9000台、GV60が約1000台で、計10万2000台に上った。

ジェネシスの「GV60」(資料写真)=(聯合ニュース)

ジェネシスの「GV60」(資料写真)=(聯合ニュース)

 これら三つのEV専用モデルはいずれも、同グループが開発したEV専用プラットフォーム(車台)「E―GMP」を採用している。E―GMPは開発段階からEVの特性や充電速度、活用の可能性などを考慮し、従来の内燃機関車の車台を改造・活用した電動化モデルとは差別化を図った。

 内燃機関よりはるかに小さいEV部品を最適に配置することで、これまでになく広々として快適な車内スペースの確保を可能にした。バッテリー容量とモーター数も車両のサイズと種類に応じて最適化できる。さらに、バッテリーから外部の機器に給電できるV2L機能や、バッテリー残量10%から18分以内に80%充電できる超急速充電システムなども備えた。

 現代自グループのEVはそれまで「コナエレクトリック」「ナロEV」など従来の車台を活用したモデルが代表的だったが、今年に入りEV専用モデルにシフトしつつある。国内での今年のEV販売台数は現代とジェネシスの1万9730台、起亜1万3820台の計3万3550台で、このうち59.7%の2万35台がEV専用モデルだった。海外でも3月末までに販売したEV7万6801台のうち、EV専用モデルが55.5%の4万2657台を占めた。

 EV専用モデルの販売は今年下半期に加速する見通しだ。アイオニック5は3月からインドネシアの工場で生産を開始し、予約台数はこのほど1500台を超えた。これは同国で昨年販売されたEVの87%にあたる。

 起亜のEV専用モデルの新車「アイオニック6」は下半期の早い時期に韓国で発売され、海外でも年内に発売予定とされる。海外でまだ販売を本格化していないGV60も、主力市場の米国に下半期にお目見えする予定。

 業界関係者は、現代自グループが計画通り車両を主要市場に順次投入し、半導体不足も徐々に緩和されれば、グループの今年のEV専用モデル販売は目標の20万台達成が可能と見込んだ。

mgk1202@yna.co.kr

現代自動車グループが開発したEV専用車台「E―GMP」(韓国工学翰林院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

現代自動車グループが開発したEV専用車台「E―GMP」(韓国工学翰林院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

現代自動車の「アイオニック5」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

現代自動車の「アイオニック5」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。