韓国 NATOサイバー防衛協力センターの正会員に
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2022.05.09 17:12
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)は9日、北大西洋条約機構(NATO)のサイバー防衛協力センター(CCDCOE)に韓国などが正会員として加入したことを受け、センターの本部があるエストニアの首都タリンで5日午後(現地時間)、記念行事が開かれたと発表した。
行事には同センターのヤーク・タリエン所長のほか、同じく正会員として加入したカナダ、ルクセンブルクの代表などが参加した。
タリエン氏はあいさつで「韓国をはじめとする3カ国を正会員として迎えることになり光栄」とし、サイバー分野での会員国の緊密な協力の必要性を強調した。
韓国からは、国情院でサイバー安全保障を担当する金善喜(キム・ソンヒ)第3次長が参加し、「国情院は今後、正会員として世界のサイバー安保を守るため、国際規範の確立や合同訓練などに積極的に加わっていく」と述べた。
今回、正会員になった国のうち、NATOに加盟していないのは韓国だけ。
一方、韓国がNATOのサイバー防衛協力センターに加入したことを中国が問題視していることに関して、国情院の関係者は「NATOへの加盟と誤解するのは正しくない」と指摘した。
NATOサイバー防衛協力センターは世界最高の権威を誇るサイバー安保機関。2007年にロシアのサイバー攻撃でエストニアの国家システムがまひした事件を機に、翌年5月に設立された。
yugiri@yna.co.kr
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