韓米日3カ国 北朝鮮ミサイル巡り安保理会合を要請
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2022.05.10 16:35
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、韓米日3カ国が11日午後(米東部時間)に国連安全保障理事会の公開会合を開くよう要請した。韓国外交部の当局者が10日、明らかにした。
韓国は安保理の理事国ではないが、利害当事国として会合に出席する予定だという。
政府は3月にも北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて開かれた安保理の公開会合に利害当事国として参加し、意見を表明した。
今回会合の招集を要請したのは、安保理における北朝鮮の核・ミサイル対応への積極性を示すためと受け止められる。
また、北朝鮮が今年に入り15回にわたってミサイルを発射し、ICBMや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射も強行するなど挑発が深刻化しているという判断によるものとみられる。
北朝鮮が早ければ今月にも7回目の核実験を行う可能性も指摘されている。
今月の安保理議長国である米国は、北朝鮮に対する原油・石油精製品の輸出量上限を半減する内容を盛り込んだ新たな対北朝鮮制裁決議案を巡って理事国と議論している。ただ、安保理の追加制裁に否定的な常任理事国の中国は立場を変えていないという。
中国、ロシアの消極的な態度により決議案の採択が困難な中、米国が決議案を推進して公開会合を開くのは、北朝鮮の核・ミサイル問題の深刻性を強調し、中国とロシアに圧力をかける意図があるとの見方もある。
ynhrm@yna.co.kr