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韓国語教員養成の「現地化」支援 国立国語院の張素媛院長

注目のひと 2022.05.11 14:42

【ソウル聯合ニュース】「韓流が拡大を続けるためには、韓国語教育の支えが必要です」――。世界的な人気グループ、BTS(防弾少年団)やドラマをはじめとする韓流ブームを受けて韓国語教育に対するニーズが高まるなか、海外では専門性を備えた韓国語教員の需要が急増している。文化体育観光部傘下・国立国語院の張素媛(チャン・ソウォン)院長も、効率的な韓国語教育の支援策を講じるために情熱を傾けている。

張素媛・国立国語院長(同院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 ソウル大国語国文学科教授で昨年、国立国語院長に就任した張氏は聯合ニュースのインタビューで、外国人が韓国文化コンテンツに好感を持ちにくい理由として韓国語が難しくとっつきにくいという回答が最も多かったとして、同院が韓国語教育の面から学問的、実質的支援を行うと説明した。

 また、海外での韓国語教育の成長は、韓流と分かちがたい関係にあると強調した。 

 張氏は、「国語院は世界の人々が韓国語を楽しむのに困難を感じないようにすることに焦点を合わせている」とし、「これからは韓国と韓国文化に関心を持ち、韓国語を学ぼうとする初期段階から一歩進んで、現地で韓国語教育の土台が自主的に発展できるよう支援する必要がある」と語る。

 そのためには、現地の人が韓国語教育において主導的役割を果たせるようにしなければならないと指摘。同院が開発した「Kティーチャー認証プログラム」がその役割を担うと紹介した。

 このプログラムは、韓国語教員を韓国から海外に派遣する方法だけでは韓国語の拡大に限界があるという悩みから生まれた。

 張氏は「韓国語の『学習者』が『先生』になる時点で彼らが韓国語教育を主導的に行えるようにしなければならない」とし、「海外で活動する韓国語教員と教員を目指す人の専門性を高め、実力を認証することが必要だ」と力を込めた。

 国立国語院が今年初めて開発したこのプログラムを履修し、オンラインテスト(IBT)で「認証評価」に合格した人には、国立国語院長による認証書が授与される。

 同院は来年、各国のハングル学校の教員を対象にこのプログラムを運用する計画だ。長期的には現地の大学の韓国学科卒業予定者にも参加の機会を与え、現地の人の韓国語教員を増やすことが目標だ。

 韓国語教育のための知識基盤とマンパワー強化のための努力も行っている。

 知識基盤強化のために言語教育の基本となる「韓国語基礎辞典」を編さんし、学習者の言語習得過程を追跡できる基礎研究資料として学習者のコーパス(コンピューターで利用できる言語データ)の構築も続けている。

 約5万語の語彙(ごい)を簡単な言葉で説明し、さまざまな学習情報を盛り込んだ「韓国語基礎辞典」は、外国人が理解しやすいようロシア語、モンゴル語、ベトナム語、スペイン語、アラビア語、英語、インドネシア語、日本語、中国語、タイ語、フランス語の11言語に翻訳した。

 国立国語院は、2015~20年に計440万語節(文節)の「韓国語学習者テキストコーパス」を構築した。

 25年までに言語圏や学習者のレベルのバランスが取れた累計1000万語節の学習者コーパスを構築し、韓国語教育と人工知能(AI)技術の研究者のためのデータベースとして提供することを目標にしている。

 また、同院は外国語や第二言語としての韓国語を教える教員を養成するのにとどまらず、教員の実力向上のためにさまざまな研修プログラムを実施。これまでに約6万6800人の教員を輩出した。

 これに加え、05年から161種類の韓国語教材や補助資料などを開発した。

 張氏は各国で幅広い職業を持つ人々がさまざまな理由で韓国語を学び、学習環境も多様化していると分析した上で、この変化に合わせて文化体育観光部と共に「韓国語標準教育課程」を定め、教育の目標と方向性を提示すると紹介した。

 また、「韓国語教育の現場の量的成長を質的に支えられるよう、誰でも参考にできる教育課程を提示することに意義がある」とし、「今後は韓国語の需要地域、文化、言語圏に合った多様な教育課程や教材開発の諮問を行う計画だ」と説明した。

ハングルを創製した世宗大王の銅像の前に立つ張氏=(聯合ニュース)

ynhrm@yna.co.kr

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