光州民主化運動から42年 尹大統領「統合」強調=保守系与党が異例の集結
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2022.05.18 11:56
【ソウル聯合ニュース】1980年に韓国南西部・光州市で民主化を求める大規模なデモが起こり、軍の発砲で多くの犠牲者が出た「5・18民主化運動(光州事件)」から18日で42年を迎えた。同市で開かれた記念式典で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は「自由民主主義と人権の価値は国民を一つにまとめる統合の哲学」として、「自由民主主義を血を流して守った『5月精神』は国民統合の礎」と訴えた。
また、「5月精神は普遍的価値の回復であり、自由民主主義の憲法精神そのもの」とし、「その精神は皆のもので、韓国の貴重な資産」と強調。「5月精神に込められている自由民主主義と人権の価値を世界に広く拡散させなければならない」と述べた。
今回の式典には保守系与党「国民の力」の国会議員約100人が出席した。同党所属議員は109人で、ほぼ全員が出席したことになる。民主化運動問題に距離を置いてきた保守政党としては極めて異例で、これまでの記念式典のうち最も多い保守政党の議員が出席した式典となった。6月1日の統一地方選を見据え、革新系最大野党「共に民主党」の強固な支持地盤である南西部・全羅道を重視する姿勢をアピールする狙いとみられる。
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