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韓国の22年経済成長率予測2.8% 政府系機関が下方修正

記事一覧 2022.05.18 13:52

【世宗聯合ニュース】韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は18日に公表した経済見通しの資料で、韓国の2022年の経済成長率を2.8%と予想した。昨年11月時点では3.0%と予測していたが、0.2ポイント引き下げた。物価上昇率の予想は半年前の1.7%から4.2%と、大幅に引き上げた。

KDIは韓国の2022年の経済成長率予想を従来の3.0%から2.8%に引き下げた(イラスト)=(聯合ニュース)
食品が次々値上がりしている(コラージュ)=(聯合ニュースTV)

◇緩やかな景気回復続く 来年は輸出振るわず2.3%成長に減速

 KDIが予想した今年の韓国の経済成長率2.8%は、国際通貨基金(IMF)の予想(2.5%)より高いが、韓国政府の予想(3.1%)と、韓国銀行(中央銀行)、経済協力開発機構(OECD)、アジア開発銀行(ADB)の予想(いずれも3.0%)を下回る。

 KDIは下方修正の理由として、1~3月期の民間消費の不振、原材料価格の高騰を受けた輸入物価の上昇、主要国の政策金利引き上げ、海外の政治・経済情勢の悪化による輸出鈍化の可能性などを挙げた。

 ただ、韓国経済は世界的な供給網(サプライチェーン)混乱のあおりで内需が鈍化する中でも、輸出の改善に支えられて緩やかな景気回復が続いているとの認識を示した。

 今年後半については、設備投資が調整局面に入り建設投資もコスト上昇で振るわないと予想する一方で、民間消費はサービス消費を中心に好転すると見込んだ。新型コロナウイルス防疫措置の解除と、第2次補正予算などの財政支援が追い風になるという。第2次補正予算は今年の成長率を0.4ポイント押し上げるとの試算を示した。

 23年も民間消費の堅実な回復は続きそうだが、海外の情勢悪化により輸出の伸びは次第に鈍化し、成長率は今年を下回る2.3%になると予測した。

◇物価4.2%上昇も10~12月期以降はペース鈍化

 KDIは22年の物価上昇率を4.2%と予想した。昨年11月時点で予想していた1.7%から大幅に引き上げた。これは今年2月時点の韓国銀行の予想(3.1%)だけでなく、4月に発表されたIMF(4.0%)とADB(3.2%)の予想値も上回る。

 世界的な供給網混乱と景気減速の影響で輸出・投資環境が悪化し、原油をはじめとするエネルギーと食料品の価格が高止まりするなど、物価上昇圧力が強いと分析した。景気回復に伴う需要拡大も織り込んだ。

 ただ、10~12月期以降は上昇ペースが落ちる見通しだ。23年には原油価格の安定などを要因に、物価上昇率は2.2%に低下すると見込まれる。

◇供給網や中国経済・米利上げなどがリスク

 今年の経常収支は原油高など交易条件の悪化が響き、黒字が516億ドル(約6兆6650億円)にとどまると予想した。21年の759億ドルから大幅減となる。来年の経常黒字も502億ドルと小幅に縮小しそうだ。

 雇用情勢に関しては、今年は対面サービス業の回復を追い風に就業者数が60万人程度の大幅増を記録するとみている。その反動で23年の増加幅は12万人に縮小するとした。

 KDIは22年と23年の韓国経済はおおむね回復傾向が続くとの見方を示した。一方でリスクとして「原材料の需給不安と世界的な供給網混乱が長期化するか中国経済が急失速する場合、韓国経済は輸出を中心に成長の勢いが制約される可能性がある」と指摘。米国の利上げ加速なども変数に挙げた。

mgk1202@yna.co.kr

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