米軍偵察機が朝鮮半島東の海上飛行 北朝鮮のICBM発射警戒か
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2022.05.19 10:43
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を準備している動向が捉えられている中、米軍の偵察機が朝鮮半島東の東海へ出動した。北朝鮮のミサイル発射動向の監視が目的とみられる。
米空軍の偵察機RC135S(通称コブラボール)が19日午前、沖縄の米軍嘉手納基地から東海へ移動する航跡が民間の航空追跡サイトに捉えられた。
同機は弾道ミサイルの探知・追跡に特化した偵察機で、最先端の電子光学装置により遠距離から弾道ミサイルの軌跡を追跡できる。東海の上空などを飛行しながら北朝鮮の平壌一帯を偵察したとされる。
韓米首脳会談がソウルで21日に予定されている中、韓米当局は先ごろ北朝鮮によるICBMの発射実験が迫っている状況を探知した。北朝鮮は液体燃料を使う「火星」系列のICBMを発射する前に燃料と酸化剤を注入するが、そうした兆候を捉えたとされる。
このところ北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることから、同偵察機もたびたび東海に派遣されている。
tnak51@yna.co.kr