韓国大統領室 韓米首脳のサムスン工場訪問は「経済安保同盟強化の意志の表れ」
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2022.05.20 21:02
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は20日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と来韓中のバイデン米大統領がソウル南方の京畿道・平沢にあるサムスン電子の半導体工場を訪れたことについて、半導体を通じた「韓米経済安保同盟強化」だとし、「グローバルサプライチェーン(供給網)問題などを共に解決するという強力な意志の表れだ」と説明した。
同工場は世界の半導体メモリーの約15%を供給する主要生産拠点で、サッカー場400面分の広さを誇る。
尹大統領は、半導体など国家競争力の確保に欠かせない先端技術開発と安定的な供給網の構築に向け、米国との協力を強化するとの立場だ。
大統領室は今後、両国が昨年開設した半導体パートナーシップ対話などのチャンネルを活用し、両国の半導体産業の成長と業界間の協力促進に向けた方策などを協議する計画だと説明した。
また、「尹大統領の就任後初となる産業現場の公式訪問で、わが国の半導体産業の重要性を確認し、積極的な支援を誓う意味もある」としたうえで、同工場の増設をはじめ2030年までに国内に510兆ウォン(約51兆6000億円)を投資するという韓国半導体業界の計画が滞りなく進むよう、政府は必要な支援を惜しまないとの方針を示した。
hjc@yna.co.kr