中ロの防空圏進入と北ミサイル 「意図は類似」=韓国大統領室
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2022.05.25 16:07
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は25日の記者会見で、中国とロシアの軍用機による24日の韓国防空識別圏(KADIZ)進入と北朝鮮による25日の弾道ミサイル発射の間に関連があるかどうかを問われ、「この3カ国が事前に連携していたかどうかは分からないが、意図は似ていたと思う」と述べた。
金氏は、中国とロシアの戦闘機が2019年7月、20年12月、21年12月に今回と同様の共同訓練を行ったと説明。訓練の時期が前倒しされ、中ロが24日のこうした行動を事前に準備していたのは、韓米首脳会談や米日豪印の「クアッド」首脳会議、米国主導のインド太平洋経済枠組み(IPEF)発足といった外交日程が終わりに近づいた時点で、政治、外交、軍事的なメッセージを国際社会に発信したかったのではないかとの見方を示した。
北朝鮮と中国、ロシアがバイデン米大統領の韓日訪問に合わせて開かれた一連の行事を韓米日間の連携を加速させ、対中国または対北朝鮮の包囲網を形成するものと見なし、これをけん制する意味で攻撃的な動きを見せたとの説明だ。
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