昨年の交通事故死者数2916人 統計開始以来初めて3千人下回る=韓国
記事一覧
2022.05.28 12:00
【ソウル聯合ニュース】韓国の交通事故死者数が、統計を取り始めた1970年以降初めて3000人を下回ったことが、28日までに分かった。
道路交通公団によると、昨年の交通事故死者数は前年比5.4%(165人)減の2916人だった。
統計を取り始めた1970年に3069人だった交通事故死者数は1991年に過去最多の1万3429人に達し、2013年以降は毎年減少しているが、2020年までは3000人を下回ったことがなかった。
飲酒運転による交通事故死者数は10年間減少している。新型コロナウイルス感染防止策「社会的距離の確保」の影響や取り締まり強化などで2020年の287人から昨年は206人に減少した。
道路交通公団の関係者は、4月に社会的距離の確保が全面解除されたことで交通量が増加し、交通事故の危険性が高まっているとし、交通事故死者数の減少傾向を維持するためには体系的な交通安全管理と国民の徹底した法規順守が必要だと指摘した。
hjc@yna.co.kr