米メモリアルデーに合わせ核実験か 韓国軍「北の関連施設を監視中」
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2022.05.30 13:31
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は30日、国防部の定例会見で、北朝鮮の核実験実施が迫っているとする主張が繰り返し出ていることに関し、「韓米間の緊密な連携の下で関連施設と地域を綿密に追跡、監視しており、確固とした備えを維持している」と述べた。
米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ副所長は先ごろ、北朝鮮は米国の主な祝日を妨害する行動をとってきたとし、北朝鮮が米国の祝日、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日、5月30日)の期間に核実験を強行する可能性が高いとの見方を示した。
こうした中、情報当局は北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場の復旧が事実上、完了したと評価し、核実験準備の最終段階とされる計測装置と地上統制所間の「ケーブル連結」作業や、土砂やコンクリートを利用した坑道の「埋め戻し」の動きなどを綿密に注視しているという。
北朝鮮は今年だけですでに大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイルを6回発射しており、米国はICBMの追加発射や核実験を強行した場合に戦略資産(兵器)の朝鮮半島展開を積極的に検討する見通しだ。
tnak51@yna.co.kr