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ベールを脱ぐ「党書記局」 権限や統制・監視を強化=北朝鮮

記事一覧 2022.06.13 16:25

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が12日に党書記局会議を開いたと報じた。ベールに包まれていた書記局の改編後の姿が明らかになったと同時に、相次いで開いた党総会と書記局会議で幹部の綱紀粛正に乗り出した点が注目される。

党書記局会議で発言する金委員長=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 書記局は、朝鮮労働党が中心となる北朝鮮で国政運営全般を論議し、決定する協議体だ。政治局が政策路線を追認する性格が強いのに対し、書記局は専門部署を運営し、具体的な協議と決定を行う。

 昨年1月の第8回党大会で選出された書記局と人数(8人)は同じだが、構成では異なる部分が少なくない。

 特徴的なのは、軍関係者がパク・チョンジョン氏、李炳哲(リ・ビョンチョル)氏の2人含まれていることだ。いずれも党政治局の政務委員でもある。軍事部門を1人に集中させるのではなく武力と軍需分野に分散させたものとみられ、軍の強化と核実験や戦略兵器の開発など、自衛的国防力の強化に対する金委員長の意志がうかがえる。

党書記局会議の様子=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 今回の書記局改編でも韓国担当書記のポストは存在しないことが確認された。北朝鮮は昨年の第8回党大会で対南(韓国)担当書記を廃止した。

 対南担当書記は金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)政権でも高い序列を誇ったが、2019年にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談が決裂して以降、対米・対韓政策が変化する中で廃止された。南北対話や交渉に大きな期待をしないという金委員長の姿勢が表れたものだ。

 今月10日に終了した党総会で、対韓業務を担当する統一戦線部長の座を李善権(リ・ソングォン)氏に譲った金英哲(キム・ヨンチョル)氏の去就は確認されていない。

 総会で党書記に選出された全賢鉄(チョン・ヒョンチョル)氏は、高齢の呉秀容(オ・スヨン)氏に代わって副首相兼党経済政策室長に就任したとみられる。

 一部メディアで粛清説が報じられた朴泰成(パク・テソン)氏は、科学教育担当書記に就任したと推定される。朴氏は第8回党大会で党宣伝書記兼党宣伝扇動部長に選出されたが、その後に左遷され、しばらく姿を現さなかった。

 金在龍(キム・ジェリョン)氏は、組織指導部長から幹部に対する統制・監視の権限がより強化された党中央検査委員長を兼任する党書記に昇進し、趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏が代わりに組織書記と部長を兼任する。

 昨年2月に党経済書記兼経済部長に任命されるも1カ月で解任された金斗一(キム・ドゥイル)氏は、1年半ぶりに内閣政治局局長と党委員会責任書記に昇進した。

 北朝鮮は新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡って党幹部の職務怠慢や綱紀の緩みが明らかになったことを受け、今回の書記局会議で幹部に対する統制・監視・処罰システムを大幅に補完し、綱紀粛正に乗り出した。

 金委員長は書記局会議で、党中央検査委員会と地方の規律監督システムを強化するために組織機構的対策をまとめ、党の規律調査部署の権限と職能を拡大するよう指示した。

 昨年1月の第8回党大会で党内の中核部署として規律調査部を初めて設置したが、今回はその権限をさらに拡大した。幹部に対する統制や監視を一時的な措置ではなく、朝鮮労働党の中核政策として継続するという意志の表れといえる。

ynhrm@yna.co.kr

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