北朝鮮の新たな発熱者　３万人下回る

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は１５日、国家非常防疫司令部の集計として１４日午後６時までの２４時間に新たに約２万９９１０人の発熱者が確認されたと報じた。新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は４月末からの累計で約４５３万２２４０人となった。このうち約４４７万９８６０人が完治し、約５万２３１０人が治療を受けている。

　新たな死者や死者の累計については公開しなかった。死者の累計は今月１１日時点で７２人。

　新たな発熱者は一時４０万人に迫ったが、その後に減少傾向を示し、５月３１日の発表からは連続で１０万人を切っている。６月１３日の発表から２日連続で４万人を下回り、１５日の発表では３万人を割り込んだ。

　ただ、北朝鮮が公開した統計は発熱者数に比べ死者数が少なく、韓国情報当局も北朝鮮の統計発表が住民を落ち着かせる目的が大きいとの判断を示しており、統計をそのまま信じるのは難しいとの指摘が出ている。

tnak51@yna.co.kr