韓国最古のマンション「豊田アパート」解体へ 植民地時代に完成
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2022.06.16 10:22
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市にある国内最古のマンションが解体される。
ソウル市は16日、前日開かれた都市計画委員会で、西大門区にある「忠正アパート」(旧豊田アパート)の解体を含む麻浦路5区域整備計画案を修正の上、可決したと発表した。
ソウル市建築物台帳によると、忠正アパートは日本による植民地時代の1937年に完成した。国内初の鉄筋コンクリート造のマンションで、1932年に建てられたとの記録もある。建設者の豊田種松にちなんで「豊田アパート」と名付けられたが、1970年代に「儒林アパート」と呼ばれ、その後、今の忠正アパートに変わった。
朴元淳(パク・ウォンスン)前市長時代に地域の遺産を守るため忠正アパートの保存が決まったが、安全上の問題や住民の対立などが絶えず発生し、解体が決まった。
ソウル市は跡地に忠正アパートの歴史性が感じられる公開空地を設ける計画だ。
hjc@yna.co.kr