韓国 きょうのニュース(6月22日)
◇金浦―羽田線が2年3カ月ぶり運航再開 29日から週8往復
国土交通部と外交部、文化体育観光部は、金浦(ソウル)―羽田の航空路線を6月29日から週8往復運航することで日本側と合意したと発表した。韓国と日本の航空会社は、新型コロナウイルスの影響で2020年3月から2年3カ月にわたり金浦―羽田線の運航を停止していた。両国は需要や航空会社の準備状況などを踏まえ、来月から徐々に運航回数を増やす計画だ。
◇軌道投入の人工衛星 地上局と双方向交信に成功
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院は、21日に打ち上げた韓国初の国産ロケット「ヌリ」から目標軌道に投入された人工衛星が、22日午前3時1分ごろに中部・大田市にある航空宇宙研究院の地上局と双方向の交信に成功したと発表した。韓国から独自に打ち上げたロケットで国内開発の衛星の軌道投入に成功したのに続き、衛星との双方向の交信により衛星の正常動作を確認した。
◇初のサル痘感染確認 ドイツから入国の韓国人
疾病管理庁は21日に仁川国際空港から入国した韓国人が、欧米を中心に患者が増えている動物由来のウイルス感染症「サル痘」に感染していることが確認されたと発表した。韓国でサル痘の感染が確認されるのは初めて。
◇尹大統領 防衛事業庁長・気象庁長を任命
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の初代防衛事業庁長に厳東煥(オム・ドンファン)国防科学研究所防衛産業技術支援センター長が、気象庁長に兪ヒ東(ユ・ヒドン)気象庁次長が任命された。このほか、次官級の国務第1次長に朴購然(パク・グヨン)国務調整室国政運営室長、国務第2次長に李政垣(イ・ジョンウォン)国務調整室規制調整室長が起用された。
◇尹大統領が原子炉メーカー視察 文前政権の「脱原発」批判
尹錫悦大統領は原子炉メーカーの斗山エナビリティー(慶尚南道・昌原)を視察し、「5年間、ばかげたことをせず原子力発電の生態系(エコシステム)をより強固に構築していれば、今ごろはおそらく競合がいなかったはずだ」と述べ、文在寅(ムン・ジェイン)前政権の脱原発政策を批判した。原発産業を育成する姿勢を鮮明にし、文政権時代に工事が中断した新ハヌル原発3、4号機の建設を再開する方針も重ねて示した。
◇尹大統領の支持率47.6% 不支持率が47.9%と逆転
世論調査会社のアールエヌサーチが発表した調査結果によると、尹錫悦大統領の支持率は47.6%で前週から4.9ポイント低下した。不支持率は4.9ポイント上昇の47.9%で、支持率より0.3ポイント高かった。誤差の範囲ながら、就任後初めて不支持率が支持率を上回った。アールエヌサーチは株価下落や物価高などで景気減速への不安が膨らんだことが影響したとの見方を示した。
◇北朝鮮軍の韓国人射殺事件 遺族が文前政権の安保高官らを告発
黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺された20年の事件を巡り、遺族は男性が自ら北朝鮮に渡ったとする当時の文在寅政権の発表に関与したとして、文政権で国家安保室長を務めていた徐薫(ソ・フン)氏らを公務執行妨害、職権乱用、虚偽公文書作成などの容疑でソウル中央地検に告発した。遺族側の弁護士は記者会見で、「国家安保室から(北朝鮮に越境する)越北に関する指針があったがために(男性の漂流が)越北と捏造(ねつぞう)されたのかどうかを知るため、徐氏を告発する」と説明した。