韓国与党の37歳代表 処分判断先送りも「最大の危機」=性接待疑惑
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2022.06.23 08:59
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「国民の力」の中央倫理委員会は22日、李俊錫(イ・ジュンソク)代表が性接待を受け、その証拠の隠滅を教唆したとの疑惑を巡り、処分の判断を2週間後の7月7日に先送りすることを決めた。党内外に与える影響の大きさを踏まえて少し時間を置いたともいえるが、事実上李氏を処分するための手続きに入ったとの見方が少なくない。処分が決まる場合、今月11日で就任1周年を迎えた37歳の党代表、李氏の政治生命は危うくなる見通しだ。
倫理委は金哲根(キム・チョルグン)党代表政務室長に対しては証拠隠滅を図った疑惑があるとして、懲戒手続きの開始を決めた。李氏の処分については結論を出さなかったが、李氏の側近である金氏の懲戒手続きに入ったことから李氏も処分するとの意志を示したとの見方が出ている。
李氏に対しては7月7日に倫理委に出席させ、説明を受けることにした。
金氏は性接待疑惑の情報を提供した人物に会い、李氏が性接待を受けていないとの確認書を書かせ、7億ウォン(約7340万円)を投資するという内容の覚書を渡して証拠隠滅を図った疑惑が持たれている。李氏が金氏に指示したかどうかが争点で、李氏は「知らなかった」と否定している。
李氏を巡っては、ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」などが2013年にIT企業の代表から性接待を受けた疑惑があると主張。同氏は疑惑を否定し、カロセロ研究所の代表らを名誉毀損(きそん)の疑いで告訴し、警察が捜査している。
kimchiboxs@yna.co.kr