外国人患者数 昨年は前年比24.6%増=韓国
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2022.06.26 15:24
【ソウル聯合ニュース】医療サービスを利用するために韓国を訪れる外国人患者の数が増加傾向を示している。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年は前年の4分の1以下に急減したが、昨年は前年比20%以上増加した。
保健福祉部の発表によると、昨年の国内の外国人患者数は前年比24.6%増の14万6000人だった。患者数は国内の外国人患者誘致医療機関や誘致企業が報告した。コロナ禍にもかかわらずワクチン接種の拡大、政府の誘致拡大などで多少の不便が生じても入国した患者が前年より増えたとみられる。
外国人患者数は2019年の49万7400人から20年は新型コロナ流行の影響で76.5%減の約11万7000人にまで落ち込んだ。昨年は患者数が増加したが、新型コロナ流行前の19年の3分の1に満たない。
昨年は191カ国・地域の外国人患者が訪韓した。国籍別では米国、中国、ベトナム、モンゴル、タイの順で多かった。中国、日本からの患者は厳格な隔離など防疫対策の影響で前年より減少した。中国人患者は前年比9.9%減の約2万8000人、日本人患者は同76.5%減の約3300人だった。
同部は外国人患者誘致に向け20年7月から重症の外国人患者が迅速に韓国に入国できるよう「医療迅速入国制度」を運営し、査証発給までの時間を短縮した。広報ウェブサイトなどを通じて優秀な韓国の医療を積極的にPRする努力も傾けている。
hjc@yna.co.kr
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