尹大統領 経団連会長と面会=「未来志向の協力関係に力集めるべき」
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2022.07.04 18:01
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、大統領室で経団連の十倉雅和会長らと面会した。
韓国側からは金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長や金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長、崔相穆(チェ・サンモク)経済首席秘書官らが同席した。
十倉会長らは韓国の経済団体、全国経済人連合会(全経連)との「韓日財界会議」に出席するため、韓国を訪問した。同会議が開かれるのは3年ぶりとなる。
大統領室によると、尹大統領は「両国は未来志向の協力関係をつくるため力と知恵を集めなければならず、今後の経済安全保障の時代に協力の範囲が拡大されるよう、両国の企業人が引き続き意思疎通してほしい」と呼びかけた。また、「両国関係の懸案を解決するため、韓日政府が共に努力しなければならない」と述べた。日本による植民地時代の強制動員被害者への賠償問題や旧日本軍の慰安婦問題などを念頭に置いた発言とみられる。
尹大統領は「韓日財界会議が3年ぶりに再開され、(日本側の)代表団が訪韓したのは両国の実質的な交流の活性化につながるきっかけになると思う」として、「両国の経済人が信頼し合うパートナーとして協力してきたことは韓日関係をつなげる心強い支えになってきた」と評価。韓国が目指している2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に触れ、「両国の交流拡大につなげられるため、日本の経済界でも関心を持ってほしい」と要請した。
全経連と経団連は、両国経済界の相互理解を促進し、親睦を図ることを目的として1982年に韓日財界会議を初開催し、翌年から毎年定例で行ってきた。2020年と21年は新型コロナウイルスの影響で開催が見送られた。
kimchiboxs@yna.co.kr