韓国・メキシコ外相会談 FTA交渉の早期再開を強調
記事一覧
2022.07.05 11:46
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は5日、同部の朴振(パク・ジン)長官とメキシコのエブラルド外相が前日ソウルで会談し、両国間の経済協力の制度化をさらに進めるため、自由貿易協定(FTA)交渉再開の重要性を強調したと発表した。
両国はFTAの前段階と位置付けられる戦略的経済補完協定(SECA)を経て2007年にFTA締結に向けた交渉を始めたが、メキシコが消極的で交渉は08年に中断した。その後、16年の首脳会談で交渉再開に合意し、昨年8月と10月の通商相会談、11月の次官級協議で交渉再開を前向きに進めた。
朴氏は、コロンビア、チリ、メキシコ、ペルーが参加する貿易自由化の枠組み「太平洋同盟」への韓国の準加盟国入りの重要性を強調し、エネルギー・インフラ分野での協力がさらに拡大されることに期待を示した。
供給網(サプライチェーン)、経済安全保障などの分野でより包括的な経済協力を協議するため、両国間の経済共同委員会の再稼働も提案した。
エブラルド氏は、メキシコ南部・タバスコ州ドスボカスの製油所建設への韓国企業参加を高く評価し、韓国企業の投資・進出の拡大、経済発展経験共有事業(KSP)を通じた政策の経験共有を要請した。
両外相は会談後、「韓国・メキシコ開発協力了解覚書」に署名した。
hjc@yna.co.kr