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軽油50.7%上昇 外食は30年ぶりの高い伸び=韓国の6月消費者物価

記事一覧 2022.07.05 14:23

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が5日発表した消費者物価動向によると、6月の消費者物価指数は前年同月比6.0%上昇した。上昇率はアジア通貨危機の影響を受けた1998年11月(6.8%)以来の高水準。軽油価格は1年前に比べ50%以上、ジャガイモは30%以上、それぞれ上がった。外食価格は約30年ぶりの高い伸びを記録した。

値上げのため新たな価格が張られた飲食店の看板(資料写真)=(聯合ニュース)

値上げのため新たな価格が張られた飲食店の看板(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウル市内のガソリンスタンドに表示されたガソリンや軽油の価格(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウル市内のガソリンスタンドに表示されたガソリンや軽油の価格(資料写真)=(聯合ニュース)

 軽油は前年同月比50.7%上がり、上昇率は2008年7月(51.2%)以来の高水準となった。ガソリン(31.4%)、灯油(72.1%)、自動車用液化石油ガス(LPG、29.1%)など、その他の石油類も大きく上がった。

 6月の石油類全体の上昇率は前年同月比39.6%と、1998年10月(42.0%)以来の高い水準だった。国際的な原油値上がりの影響が続いている。

 農畜水産物も前年同月比4.8%上がり、前月の5月(4.2%)から上昇幅が拡大した。品目別では、ジャガイモ(37.8%)、ハクサイ(35.5%)、ブドウ(31.4%)、輸入牛肉(27.2%)、スイカ(22.2%)、鶏肉(20.1%)、豚肉(18.6%)などが上がった。

 石油類や農畜水産物に加え、外食価格の上昇も全体の物価を押し上げる主因となった。

 個人向けサービスのうち外食の価格は前年同月比8.0%上がり、1992年10月(8.8%)以来、約30年ぶりの高い上昇率だった。カルビスープ(12.1%)、ジャージャー麺(11.5%)、フライドチキン(11.0%)、のり巻きのキンパ(10.6%)、刺身(10.4%)などが10%以上の上昇となった。

 新型コロナウイルス対策の行動制限がなくなったことで外食需要が伸びている中、原料の値上がりなどでコストが上昇し、外食価格を押し上げている。

 外食を含む個人向けサービスは前年同月比5.8%上昇と、1998年5月(5.9%)以来の高い伸びとなった。

 電気・ガス・水道は前年同月比9.6%上昇した。上昇率は前月の5月と同じだった。5月の電気・ガス・水道の上昇率は、電気・ガス料金が上がったことで2010年1月の統計開始以降で最高を記録していた。

 今月1日から電気・都市ガス料金が値上げされており、電気・ガス・水道の上昇率はさらに拡大する見通しだ。

tnak51@yna.co.kr

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