ウクライナ再建への参画推進 閣僚が同国議員と面会=韓国
記事一覧
2022.07.06 15:56
【世宗聯合ニュース】韓国が、ロシアの侵攻により主要都市が大きく破壊されたウクライナの戦後の再建事業への参画を推進する。
国土交通部によると、元喜龍(ウォン・ヒリョン)同部長官は6日、訪韓しているセルゲイ・タルタ氏らウクライナの国会議員2人、駐韓ウクライナ大使とソウルで面会し、戦争終結後に同国南東部マリウポリなどの再建事業で協力する方策を協議した。
韓国政府はスイス南部ルガノで今月4~5日に開かれたウクライナの復興に関する国際会議に代表団を派遣し、再建事業に加わる意向を示していた。同会議では、同国の復興には7500億ドル(約101兆円)が必要になるとの試算が示された。
タルタ氏は面会で、ロシアの侵攻によりマリウポリの住宅1万2000戸が全焼し、インフラ施設の95%が破壊されたため新たな都市の建設が必要だと訴え、韓国の政府と企業が戦後の復興と新都市開発の経験を生かして再建を担ってほしいと求めた。元氏はこれに対し、ウクライナ政府と共にマリウポリなどの再建に積極的に努めると応じた。
国土交通部は今月中に政府や公企業、関連業界でウクライナ再建に関する協議体をつくり、同国政府と協力ネットワークを築いて再建事業に取り組んでいく計画だ。
tnak51@yna.co.kr