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尹大統領 ぶら下がり会見継続に意欲=率直な物言いで物議も

記事一覧 2022.07.07 16:09

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は出勤時に記者団の質問に答えるぶら下がり会見を続ける考えだ。ストレートな物言いなどが論争を呼び、与党「国民の党」の一部から当分の間はぶら下がり会見を中断するよう求める声が出ているが、尹大統領の意志が固いという。韓国の歴代大統領のうち、出勤時にぶら下がり会見を行うのは尹大統領が初めてだ。

竜山の大統領室庁舎に入る尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領=(聯合ニュース)

竜山の大統領室庁舎に入る尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領=(聯合ニュース)

 大統領室関係者は7日に聯合ニュースに対し、尹大統領のぶら下がり会見について、「新政権の脱権威と意思疎通努力の象徴」だとして、「やめる理由がない」と述べた。

 記者からの質問に制限を設けず、ほぼ毎日行われているぶら下がり会見は間もなく就任2カ月を迎える尹大統領のトレードマークとなった。

 ただ、最近は尹大統領の支持率に悪影響を与える要因としても指摘される。記者との質疑応答で不適切な発言をしたり、敏感な懸案に関する個人的な感情を表したりするためだ。特に、人事問題などを指摘する質問に対し、文在寅(ムン・ジェイン)前政権を取り上げて激高する姿を繰り返し、野党はもちろん、与党からもストレートな物言いへの批判と懸念の声が上がっている。このため、与党の一部の関係者がぶら下がり会見への懸念を大統領室に伝えたという。大統領室内部でもプラス効果よりマイナス効果が大きいとの見方がある。

 政治経験のない尹大統領は国民の力の大統領選候補を選ぶ予備選でも失言を繰り返し、陣営の内外から記者との接触を減らすよう求める声が出ていた。だが、メディアを通じ、国民と意思疎通を図る必要があると判断しているようだ。

 大統領室高官は「意味のある変化」だとして、「韓国の政治史に良い伝統としてしっかりつくっていきたい」と強調した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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