韓米日がバリ島で外相会談 銃撃受け死亡した安倍氏を追悼
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2022.07.08 20:27
【バリ聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官と米国のブリンケン国務長官、日本の林芳正外相は8日、主要20カ国・地域(G20)外相会合が開かれたインドネシア・バリ島で3カ国外相会談を開催した。
3カ国の外相会談が開催されるのは、2月にハワイで行われた会談以来5カ月ぶり。韓国の新政権発足後は初めて。
会談では北朝鮮による高まった核・ミサイル脅威に対応するための3カ国の協力策などが主な議題になったとみられる。
先月29日にスペイン・マドリードで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて開かれた韓米日首脳会談でも、北朝鮮の大量破壊兵器とミサイル計画進展の脅威に対応するため、インド太平洋地域での3カ国協力を強化する方策が議論された。
一方、この日の会談は日本の安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され死亡するという衝撃的な事件の直後に開かれた。会談は当初の予想よりも約30分遅れで始まり、硬い表情で会場入りした3氏は握手をせず、写真撮影だけして席についた。朴氏とブリンケン氏は日本側記者団の質問に対し、安倍氏を哀悼するコメントをした。朴氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が安倍氏の遺族と日本国民に哀悼の意を伝えたとし、「韓国政府は今回の銃撃事件をいかなる場合も容認できない暴力的な犯罪行為として強く糾弾する」と強調した。ブリンケン氏も強い衝撃を受けたとした上で、安倍氏は特別なパートナーであり、すばらしいビジョンを持つ指導者だったと評し、哀悼の意を示した。
yugiri@yna.co.kr