駐韓米大使がきょう赴任 1年半ぶりに大使の不在状態解消
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2022.07.10 10:14
【ソウル聯合ニュース】米国のゴールドバーグ新駐韓大使が10日、韓国に赴任し業務を始める。
ゴールドバーグ氏は5月に議会で人事が承認された。赴任すれば、ハリス前大使が昨年1月のバイデン政権発足と同時に離任してから約1年半続いた駐韓米大使の不在状態が解消されることになる。
同氏はボリビア、フィリピン大使を経て2019年からコロンビア大使を務めた。オバマ政権下では国務省で対北朝鮮制裁を担当する調整官として、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の履行のため、関係国との連携などを統括していた。
そのためか北朝鮮に対しては比較的強硬な発言をしている。北朝鮮を「ならずもの政権」と呼び、同国が嫌がる「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」が米国の核不拡散目標に合致すると述べている。
北朝鮮の挑発が日常化するなか、赴任後は韓国高官と直接会って対北朝鮮政策を調整することになる。また韓米が同盟を安保中心のものから包括的なものに発展させるなか、既存の軍事同盟を強固にするとともに同盟の範囲を経済安全保障などへと広げることに尽力するとみられる。
sarangni@yna.co.kr