北朝鮮 開城工業団地一部を無断で稼働=韓国統一部
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2022.07.12 14:08
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は12日、記者団に対し、南北経済協力事業の開城工業団地について、「団地内での北側の車両の動き、物資などが積まれている動向を確認した」として、北朝鮮が団地の一部を無断で稼働していると明らかにした。
開城団地は2016年2月10日、当時の朴槿恵(パク・クネ)政権が北朝鮮の4回目の核実験と長距離ミサイル発射に対する措置として、全面的な中断を決めてから現在まで操業を停止している。
統一部は11日、開城団地と金剛山観光施設で韓国側財産の侵害が続いているとして遺憾の意を示し、中止するよう求めた。
同当局者は北朝鮮の労働者が開城団地にある韓国企業の工場で生産活動を行っているかとの質問に「そうだ」と答えた。そのうえで、開城団地と金剛山観光施設での韓国側財産の侵害問題に関し、「今後、北の態度を見極めながら必要な追加措置を検討していく」と述べた。
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