韓国でコロナ派生型「BA・2・75」初確認 渡航歴ない60代
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2022.07.14 17:50
【ソウル聯合ニュース】韓国の疾病管理庁は14日、新型コロナウイルスオミクロン株の派生型「BA・2」系統の新たな変異株「BA・2・75」の感染者が国内で初めて確認されたと発表した。BA・2・75は同じく派生型の「BA・5」よりも感染やワクチンによる免疫をすり抜ける性質が強まっているとされる。
感染が確認されたのはソウル郊外の仁川市在住の60代の男性で、疾病管理庁が仁川市から提出されたこの男性の検体を検査した結果、BA・2・75であることを確認した。
防疫当局は男性の移動経路などを探る疫学調査を実施したが、海外への渡航歴がないという。そのため同ウイルスがすでに市中に広がった可能性が高いとの分析が出ている。
男性は在宅治療中で、現時点では同居人や接触者の中に感染者は確認されていない。
BA・2・75は5月末にインドで初めて確認され、その後急速に拡大。米国、オーストラリア、ドイツ、英国、日本、ニュージーランド、カナダなど約10カ国・地域で確認されている。
yugiri@yna.co.kr
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