釜山モーターショー開幕 現代自の世界初公開EVなど未来のクルマ多数
【釜山聯合ニュース】韓国南部・釜山の展示コンベンションセンターBEXCOで15日、釜山国際モーターショーが華やかに幕開けした。隔年開催だが2020年は新型コロナウイルスの影響で中止され、4年ぶりの開催となった。
今年は「Next Mobility,A Celebration」をテーマに24日まで開催される。六つの自動車ブランドを含め、自動車関連の世界28のブランドが参加する。
韓国の自動車ブランドとしては現代自動車、起亜、現代の高級車ブランド・ジェネシス、海外からはBMWと傘下の小型車ブランド・ミニ、ロールスロイスが出展した。前回18年(国内外19ブランド)に比べると参加ブランド数は少ない。
釜山市とモーターショー事務局は、自動車の未来像がうかがえる電気自動車(EV)などのエコカーを中心に展示し、来場者が多様な体験をできる「自動車フェスティバル」になるよう企画を練った。
前日のプレスデーでは、現代がEV専用ブランド「アイオニック」の2番目のモデルとなる「アイオニック6」を世界初公開した。次の新車「アイオニック7」の方向性を示すEVタイプのスポーツタイプ多目的車(SUV)コンセプトカーの「セブン」もお披露目した。
ジェネシスはコンセプトカー「エックス・スピーディアム・クーペ」の実物を韓国初披露したほか、同ブランド最初のEV専用モデル「GV60」などもそろえた。
起亜は来年発売予定の大型電動SUV「EV9」のコンセプトカーを初めて公開した。
BMWからは韓国初登場となるフラッグシップEVセダン「BMWi7」をはじめとするエコカーが並んだ。ミニは高性能グレード「ジョンクーパーワークス(JCW)」の60周年特別仕様車とEV「エレクトリック・ペースセッター」を韓国初公開した。
また、韓国タイヤ大手のネクセンタイヤや二輪車ブランドなども出展した。
韓国通信大手のSKテレコムは、「空飛ぶクルマ」と呼ばれる都市航空交通システム(UAM)を使って30年に釜山の空を飛行するという仮想体験の場を準備した。
会場には特別なスーパーカーや二輪車に触れたり乗りこんだりすることができるスペースもある。電動キックボードや電動自転車、電動バイクなどが登場するスマートモビリティーショー、輸出商談会、新車や電動バイク、超小型EVなどの試乗イベント、eモータースポーツ体験といったサブイベントも目白押しだ。
mgk1202@yna.co.kr