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ピアニストのイム・ユンチャンに熱い視線 関連本・CDの販売伸びる=韓国

記事一覧 2022.07.20 16:23

【ソウル聯合ニュース】6月に開かれた米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで史上最年少優勝を果たした韓国のイム・ユンチャン(18)の人気が冷めない。イムが取り上げた本や関連CDの販売が伸び、出演する公演のチケットも早々に完売した。

6月30日、ソウルで記者会見したイム・ユンチャン=(聯合ニュース)

6月30日、ソウルで記者会見したイム・ユンチャン=(聯合ニュース)

 イムが先月30日の記者会見で言及したダンテによる長編叙事詩「神曲」が注目されている。読書好きで知られるイムは、2年前のリサイタルでリストの「ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲」を演奏したことを振り返りながら、「この曲を理解するにはダンテの『神曲』を読む必要がある。内容を覚えるように読んだ」と語った。

 これが影響し、「神曲」の販売は大きく伸びた。多くの翻訳本のうち、教保文庫、YES24、アラジンの大手オンライン書店3社で最もよく売れたのは朴商辰(パク・サンジン)釜山外国語大教授が翻訳した3冊セットで、7月だけで1100セット、ばら売りを含め3400部が売れた。5月(1200部)、6月(2200部)を大幅に上回る売れ行きだった。

 米ピアニスト、ラッセル・シャーマンの音楽エッセー「ピアノの話(原題:Piano Pieces)」も関心を集めている。シャーマンに師事したソン・ミンス韓国芸術総合学校教授は先ごろマスコミとのインタビューで、教え子のイムが同コンクールの準決勝を前に「きょうの演奏はラッセル・シャーマンにささげたい」というメッセージを携帯電話に送ってきたというエピソードを紹介していた。

 また、イムが決勝で演奏したラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」が話題となり、YES24の集計によるとラフマニノフの作品を収録したクラシックCD、LPの6月の販売枚数は前月比で63.5%増加した。

 YES24は、イムが韓国・KBS交響楽団と協演する来月20日の公演のチケットは早々に売り切れ、6月に販売したクラシック公演のうち予約率3位を記録したと伝えている。

「神曲」セット(左)と「ピアノの話」のカバー(各出版社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

「神曲」セット(左)と「ピアノの話」のカバー(各出版社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

tnak51@yna.co.kr

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