韓米の大規模合同演習 名称変更し5年ぶり復活へ=8月実施
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2022.07.21 14:09
【ソウル聯合ニュース】韓米が来月の実施を予定する合同軍事演習は、2017年まで実施してきた大規模合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン(UFG)」と似た形で実施される見通しだ。2017年を最後に廃止されたUFGが事実上、5年ぶりに復活することになる。ただ、演習の名称は変更されるようだ。
韓国国防部によると、韓米は8月22日から9月1日まで実施する合同演習の名称を合同指揮所訓練(CCPT)から変更することを協議している。新たな名称としては、「乙支フリーダムシールド(UFS)」とする案や「同盟」という言葉を加えることなどが検討されているという。
行政安全部は先ごろ、災害や戦時などへの対応を点検する政府の「乙支演習」を韓米合同演習の期間と重なる8月22~25日に実施すると発表した。
今年からは、政府が主管する乙支演習が1部、新たな名称に変わる韓米合同演習が2部と2部構成になり、乙支演習とフリーダムガーディアン(FG)を統合して実施していたUFGと同じ形式を取ることになる。
乙支演習は1968年に政府の軍事支援訓練として始まった。1954年から在韓国連軍司令部が主管していた軍事演習、フォーカスレンズ(FL)と統合され、1976年からは乙支フォーカスレンズ(UFL)として実施された。UFLは2008年にUFGに改称され、17年まで続いた。文在寅(ムン・ジェイン)政権下の18年は南北関係の影響でUFGが中止された。19年には乙支演習と韓国軍単独訓練の太極演習を統合した乙支太極演習が実施され、UFGは廃止された。
韓米は今年の訓練で、コンピューターシミュレーション方式の従来のCCPTだけでなく、野外での実動訓練も実施する方向で検討している。
tnak51@yna.co.kr