旧大統領府を「国民の複合芸術空間」に 尹大統領が担当閣僚に指示
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2022.07.21 15:29
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日、朴普均(パク・ボギュン)文化体育観光部長官から同部の業務報告を受けた。5月に一般公開が始まった旧大統領府の青瓦台に関し尹大統領は「青瓦台の所蔵品だけでなく国内の優れた作品を多数展示し国民が鑑賞できるようにしてほしい」と述べ、「国民のための複合芸術空間」を目指した活用を指示した。大統領秘書室のイ・ジェミョン副報道官が伝えた。
朴氏は青瓦台観覧の次の段階として「青瓦台のコンテンツと建物を魅力的に組み合わせて青瓦台を息づく空間にすること」をコンセプトに掲げた。青瓦台を「格調ある文化芸術の展示場」にする構想で、まずは今秋、特別展を企画する。青瓦台が所属する約600点の美術品のうち約40点を展示する計画だ。
尹大統領は文化体育観光部の最も重要な役割を「国民が文化生活に触れる機会を保障すること」と強調し、障害のある作家と新進作家の発掘と作品の購入・展示、青少年アーティストへの公演の機会提供などを促した。寄贈された故李健熙(イ・ゴンヒ)サムスングループ会長の美術品コレクションをはじめ、国が所蔵する美術品の地方巡回の活性化も促した。
また、新型コロナウイルス対策で使い切った映画発展基金の大幅拡充、文化消費支出に対する所得控除、青少年と社会的弱者層を対象にした文化商品クーポンの支給拡大などを指示した。
朴氏はK(韓国)コンテンツの未来を担う人材を向こう3年間で1万人育成するプログラムや、韓国映画を経済成長の一つの軸に据えるための方策、文化への公正なアクセス機会の保障と障害者アート支援に関する政策などを説明した。
mgk1202@yna.co.kr