現代自・起亜 ベトナムで「快走」=東南アジアの日本車優位に異変
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2022.07.24 11:43
【ソウル聯合ニュース】日本車の販売シェアが圧倒的な東南アジアで、韓国完成車大手の現代自動車と子会社の起亜が躍進している。
ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、現代・起亜とベトナム資本の合弁企業、現代タインコンとタコ起亜は1~6月にそれぞれ3万6397台、3万5485台を販売した。
両社のベトナム販売台数の合計は東南アジアで「絶対強者」と呼ばれる日本のトヨタ自動車(4万3085台)の1.7倍に達する。
ベトナム市場でのシェアも38.8%に拡大し、トヨタ(23.2%)を大幅に上回った。
日本車のシェアが9割以上を占める東南アジア最大の自動車市場のインドネシアでも、現代・起亜は攻勢を強めている。
インドネシア自動車製造業者協会の統計によると、現代・起亜は1~6月に合計1万2013台を販売し、前年同期(2990台)に比べ約4倍増加した。同国でのシェアも昨年の0.8%から今年は2.6%に上昇した。
シェアトップのトヨタ(31.4%)と比べれば、シェアや販売台数の差は大きいが、現代自動車ループはインドネシア市場で投資を拡大しており、近く意味ある結果が出ると見込んでいる。
業界関係者は「ベトナムに続き、インドネシアでも成果を出せば、タイなど日本車が強いほかの東南アジア国でも肯定的な効果が出るだろう」とコメントした。
csi@yna.co.kr