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07年南北首脳会談の議事録削除 元大統領府高官2人の有罪確定=韓国

記事一覧 2022.07.28 14:21

【ソウル聯合ニュース】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記による2007年の南北首脳会談の議事録を削除したとして大統領記録物法違反などの罪に問われた白鍾天(ペク・ジョンチョン)元青瓦台(大統領府)外交安保室長と安保政策秘書官だった趙明均(チョ・ミョンギュン)氏の再上告審が28日に開かれた。大法院(最高裁)は2人の上告を退け、いずれも懲役1年、執行猶予2年の判決が確定した。

白氏(左)と趙氏(資料写真)=(聯合ニュース)

白氏(左)と趙氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 議事録削除問題は大統領選を2カ月後に控えた2012年10月、当時の与党「セヌリ党」(現「国民の力」)の鄭文憲(チョン・ムンホン)国会議員が統一部の国政監査で、盧元大統領が金総書記に対し、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を放棄するような発言をしたと暴露し浮上した。セヌリ党は南北首脳会談の議事録が故意に廃棄された可能性があるとして13年、盧政権関係者を検察に告発。検察は盧元大統領のNLL関連発言を隠すため、白氏と趙氏が議事録の草稿を削除したと判断し、同年11月に在宅起訴した。

 一審と二審では無罪判決が言い渡された。議事録の草稿に盧元大統領の決済がなく、大統領記録物ではないと判断した。だが、20年、大法院は一審と二審の判決を破棄した。今年2月、ソウル高裁は差し戻し審で2人に懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡し、2人は判決を不服として再上告していた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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