韓国 きょうのニュース(7月29日)
◇コロナ新規感染者 ピーク時1日20万人の可能性
白敬蘭(ペク・ギョンラン)疾病管理庁長は記者会見で、新型コロナウイルスの感染が再拡大していることについて、ピーク時に当初の予想より少ない20万人水準の新規感染者が発生する可能性があると明らかにした。ただ、「社会的距離の確保」などの強制措置は取らない方針だ。政府は当初、新規感染者が8月中旬~下旬に25万人前後になるとの予測を示していた。
◇尹大統領の支持率 初めて30%割れ
世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週より4ポイント下落した28%となった。5月10日の就任後、尹大統領の支持率が30%を下回るのは初めて。不支持率は前週より2ポイント上昇した62%となった。
◇国会が物価高騰対策 油類税の弾力税率を50%に拡大へ
国会民生経済安定特別委員会は物価高騰対策として、ガソリンや軽油などの燃油に課す「油類税」のさらなる引き下げのため、油類税の弾力税率を現行の30%から50%に拡大する交通・エネルギー・環境税法の改正案を可決した。ガソリン価格の引き下げにつなげたい考えだ。油類税の弾力税率拡大は2024年末までの時限措置となる。
◇公共機関の定員削減 海外事業中止や資産売却も
来年の公共機関の定員が削減される。今年下半期からは公共機関の経常経費と業務推進費が10%以上削減される。公共機関の不要な海外事業をやめるとともに公共機関が保有するゴルフ場などの資産を売却する。政府が公共機関運営委員会を開き、「新政権公共機関革新ガイドライン」を定めた。
◇台風5号 済州に豪風・強風の恐れ
台風5号の影響で週末には済州島を含む南部地方に大雨が降り、強風が吹く恐れがある。台風5号は30日午後、済州島から南方に大きく離れた海上を通過し、来月1日に中国・上海の北約360キロの海上で熱帯低気圧に変わる見込みだ。